そもそも「逆流性食道炎」ってなに?

何らかの理由で胃酸が逆流してしまい、胸やけや吐き気などの症状を引き起こしてしまう病気になります。命に関わるような病気ではないですが、不快と感じる症状は日常生活に大きな影響を与えてしまいます。そのため、まずは原因と症状を把握して、改善法を確認しましょう。

逆流性食道炎になる原因

医者

脂肪の多い食事や食べ過ぎ

脂肪分の摂り過ぎや食べ過ぎが原因で、何も食べていないときに下部食道括約筋が緩んで、胃液が食道を逆流してしまうことがあります。脂肪の多い食事を摂取した際に十二指腸から分泌されているコレシストキニンと呼ばれるホルモンの働きや、食べ過ぎで胃が引き伸ばされることによって、下部食道括約筋が緩んでしまうと考えられています。そのため、脂肪の多い食事や食べ過ぎは、胃酸を増やしてしまうので胃液の逆流が起こりやすいです。

アルコールや喫煙

ビールやワインなどのアルコール類は胃酸の分泌を活発にして、下部食道括約筋の閉まりを悪くしてしまいます。また、タバコに関して胃酸分泌促進作用は持っていませんが、胃の中の酸度をアップさせるとともに、アルコールと同じく下部食道括約筋の閉まりが悪くなります。アルコールとタバコの両方を嗜んでいる人は、逆流性食道炎の注意が必要になります。

腹部を圧迫している

肥満でお腹の周辺に脂肪がたくさんついている、姿勢が悪い、ベルトなどで腹部を締め付けていると、腹部が圧迫されてしまい胃が外から押された状態になってしまいます。その結果、胃液の逆流が発生しやすくなるでしょう。そのため、肥満や姿勢を改善し、腹部を締め付けてしまうのは避けると良いですよ。

老化による発症

どうしても年齢を重ねるごとに筋力が低下してしまいます。筋力が落ちると、下部食道括約筋の閉まりも悪くなって、逆流が起こってしまいます、また、食道の壁などはほとんど筋肉で作られているので、歳とともに蠕動運動が減少して逆流したものを胃に戻す力も低下してしまうでしょう。このことから、逆流性食道炎は高齢者に多く発症してしまいます。

逆流性食道炎に役立つ改善法をチェックしよう

医師

症状が重い場合は

胸やけや吐き気、ゲップなどの症状が目立つ逆流性食道炎の症状ですが、いつまでも改善しない場合や症状が重い場合は専門の医師に相談を行なうことが大事です。また、逆流性食道炎のための外来もありますよ。

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看護師

気軽にできるセルフケア

病院で治療を行なうことも逆流性食道炎の改善にとって大事ですが、まずはバランスの良い食生活と生活習慣を心がけましょう。また、治療に役立つ薬や症状を緩和する方法を確認して、取り入れてみませんか?

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もっと知りたい!逆流性食道炎でよくある質問

逆流性食道炎で発生する症状は何ですか?

逆流性食道炎では胸やけ以外にも呑酸や吐き気、ゲップ、胸痛、咳、のどの違和感、不眠などといった症状が出てしまいます。しかしながら、中には食道に炎症が起こっていても、あまり症状を感じることがない人もいますよ。

逆流性食道炎はちゃんと治療しないといけないですか?

逆流性食道炎をちゃんと治療して、改善に進んでいくことで食道の粘膜が胃の粘膜に変性してしまうバレット食道や食道がんなどの合併症の予防にも繋がります。具体的な症状がなくても治療に取り組むことは非常に重要です。

ストレスが原因となって発症することはありますか?

過度なストレスは胃炎や胃潰瘍、便秘、下痢など色々な病気の原因になってしまいますが、食道も例外ではなくて、逆流性食道炎の症状を悪化してしまいます。そのため、ストレスを溜め込まないことが大事と言えるでしょう。

症状の中にある「呑酸」ってどんなものですか?

これは酸っぱい胃酸のようなものがのどの奥や口内までこみあげてくる症状のことを言います。この呑酸が発生した際に、鼻にツンとくるような刺激臭がする口臭が発生することもあります。この吞酸は逆流性食道炎特有の症状です。

早期発見するためにはどうしたらいいですか?

早期発見のために逆流性食道炎のセルフチェックシートを活用すると良いです。医療機関でも行えますが、インターネット上にもあるので、自分でも簡単に評価することが出来ます。また、定期的に内視鏡検査を行なうのが効果的でしょう。